2025年に実写映画として蘇った『秒速5センチメートル』。
その中で松村北斗さんの幼少期を演じたのが、今大注目の11歳・上田悠斗さんです。
普段は「やんちゃで元気な暴れん坊」と語られる彼が、繊細な感情を演じ切るまでの過程とは?
自然な演技を目指して重ねたワークショップ、声のトーンまで使い分けた役作り、友人たちとの微笑ましいエピソード、そして自身が感動したラストシーンの裏話まで――この記事を読むことで、子役・上田悠斗の“現在地と未来”を深く知ることができます。

大抜擢の上田悠斗くんはどんな子役さんなんだろう?
松村北斗の幼少期を演じた上田悠斗とは?
2025年に公開された映画『秒速5センチメートル』実写版で、SixTONESの松村北斗さんが演じる主人公・遠野貴樹の幼少期を演じ、大きな注目を集めたのが上田悠斗(うえだ・はると)さんです。
わずか11歳ながらも、その繊細な演技力と表現力で、観客の心を揺さぶる存在感を発揮しました。
上田悠斗のプロフィール
上田悠斗さんは、2013年生まれの子役俳優。
芸能事務所には早くから所属しており、CMやドラマの端役などで徐々に演技経験を積んできました。
今回の『秒速5センチメートル』は、映画初出演にして初主演級の大抜擢となった作品です。
松村北斗さんの「少年時代」という重要な役どころを演じるにあたり、彼の演技力と表現力の高さが評価されたことが分かります。
上田悠斗のプロフィール
名前 | 上田悠斗(うえだ はると) |
---|---|
生年月日 | 2013年生まれ(11歳) |
身長 | 147㎝ |
出身地 | 静岡県 |
所属事務所 | スターダスト名古屋 EBiDAN NEXT |
主な出演作 | 映画『秒速5センチメートル』(2025年実写版) |
特技 | HIPHOP (ダンス)7歳〜/LOCKダンス 9歳〜 |
趣味 | ゲーム・カラオケ |
性格 | やんちゃ・元気・暴れん坊(本人・周囲の評) |

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\\上田悠斗 / Ueda Haruto
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— EBiDAN NAGOYA (@nagoya_ebidan) May 24, 2025
キャスティングの背景
本作の監督を務めたのは、写真家・映像作家としても著名な奥山由之監督。
彼は、映画におけるリアルさと感情の揺れを大切にしており、キャスティングでも「演技をしていないように見える自然さ」を重視しました。
そんな中、オーディションで数十名の子役が集まるなか、上田悠斗さんの素直な表情と目の力強さに惹かれた監督は、彼を即決に近い形で起用したと語っています。
松村北斗とのつながり:役を超えた“共鳴”
松村北斗さんは、インタビューで「上田くんの演技を見て、ああ、確かに自分もこんな風に感じていたと思った」と語っており、過去の感情を呼び覚ますようなリアリティがあったことを明かしています。
このことからも、上田悠斗さんの演技が単なる再現ではなく、松村北斗の演技と心情に地続きとなる表現であったことが分かります。
SNSでも話題に
公開直後からX(旧Twitter)では「松村北斗の子役、演技上手すぎて泣いた」「子役の子、誰?って思って調べたら上田悠斗くんっていうんだ…将来有望すぎる」などの声が上がり、知名度は一気に全国区へ。
その名前は、子役ファンや映画ファンの間でも注目されています。
若干11歳でありながら、観客の心を掴む力を持つ上田悠斗さん。
この作品が彼にとってどれほど大きな意味を持ち、今後の俳優人生にどんな影響を与えていくのか。
すでにその存在は、業界内でも話題となっているようです。
『秒速5センチメートル』で話題の人物
映画『秒速5センチメートル』で、遠野貴樹の幼少期という重要な役を演じた上田悠斗さん。
完成した作品を観たときの感動から、撮影現場での学び、成長、そして演技にかける想いまで、彼の口から語られる体験はまさに“挑戦と飛躍”の連続でした。
上田悠斗さんの感想
完成した映画を観たときの感想として、上田悠斗さんは「言葉にできないぐらいすごく素敵な作品だった」と語りました。
「映像の質感が温かみを帯びている感じですごく綺麗」と、映像全体が持つ独特なぬくもりに感動したそうです。
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奥山監督の「自然な演技」へのこだわり
奥山由之監督は「自然な演技」を大切にしており、その実現のために撮影前に何度もワークショップを実施。
セリフを暗記するのではなく、日常のように感じる会話を意識させられたことで、上田さんは安心して本番に臨めたと語っています。
白山乃愛さんとの距離感の演じ分け
明里役の白山乃愛さんとは仲良くなったものの、最初はあえて距離をとるように演技を意識したそうです。
役が進むにつれて関係性が深まっていく流れを演技で見せることに挑戦し、実際の関係と役の距離感を分ける高度な演技力が求められました。
過酷な雪のシーンと「4段階の感情表現」
岩舟駅へ向かう電車内のシーンでは、寒さと長時間の撮影に加え、監督から貴樹の気持ちを4段階で表現するよう指示がありました。
「希望 → 不安 → 絶望 → 決意」の流れをセリフではなく表情や動きで伝える難しさを経験したそうです。

わずか11歳、演技初でここまで頑張ったんだとそれだけでも感激しちゃうますね。
成長の実感:「台本を覚えるスピードがめちゃくちゃ上がった」
この経験により、「台本を覚えるのがすごく早くなった」と実感。
文字を覚えるのではなく、感情とセットで理解する方法を掴んだことで、演技への向き合い方が一変。
今後の役作りにも自信を持てるようになったそうです。
初主演で得た自信
映画『秒速5センチメートル』での演技が話題となった上田悠斗さん。
彼にとってこの作品は、初主演級の大きな挑戦であり、同時に俳優としての成長を大きく実感した節目でもありました。
プレッシャーを乗り越えて得た自信
主人公・遠野貴樹の幼少期を演じるという重責に対し、「やってよかった、自分にもできたんだ」という達成感が自信につながったと語っています。
台本を読み込む力と役への向き合い方の変化
以前は台本の読み合わせも一苦労でしたが、今では「読むのが楽しくなった」と語るほどに成長。セリフの背景や感情を考える力が育ち、役作りが深くなったといいます。
芝居がもっと好きになったという“純粋な気持ち”
「もっとやりたい、もっと挑戦したい」という気持ちが強まり、すでに次のオーディションにも意欲的に参加中。
悪役や元気な役など、新しい自分を見せる準備も進めているそうです。
SNSの反響と今後の展望
「あの子誰?」「演技がすごすぎる」といったSNSの反響が、彼にとっての大きな励みになっており、将来的には映画・ドラマの中心的存在へと成長していく可能性が高いと見られています。
まとめ
『秒速5センチメートル』での出演をきっかけに、一気に注目を集める存在となった上田悠斗さん。
彼の演技には、繊細な感情表現と子どもらしい素直さが同居しており、奥山監督が求めた“自然さ”を見事に体現しました。
普段は元気いっぱいな彼が、役に向き合い、小学生と中学生の間の繊細な違いを演じ分けた努力や、観客に届けたいと願った幻想的なラストシーンなど、成長と真摯さが光るエピソードが満載です。
この経験を通じて、彼がこれからどんな俳優へと羽ばたいていくのか、今後の活躍から目が離せません。